水面クラブ (2024)

17/04/2024

久米信行(裏)ゼミ「大人の学び道楽」vol.178 24/4/16
【2024桜狂いの私が撮った今年のお花見写真詩集】
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●INDEX●

１. 今週の東奔西走＆七転八倒
今春愛でた各地のお花見写真詩集

２．大人のミュージアム＆庭園
第11回郷さくら美術館桜花賞展で心に残った作品

３．大人のミュージック&LIVE
ジェイコブ・コーラー『桜』ジャズピアノアレンジ - 楽譜有

４．大人のアニメ＆映画劇場
桜と遺書で終活＆再活「世の中にたえて桜のなかりせば」

５．大人の放課後相談室
Ｑ仕事の手を抜きがちな同僚に苛立ってしまいます

６．編集後記～時には大人もボヤキ＆ため息を～
桜をめぐる人間の欲望と自然界の無常

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１. 今週の東奔西走＆七転八倒
今春愛でた各地のお花見写真

みなさんは今春もお花見を楽しみましたか？
心に残る桜の風景を撮影しましたか？

私は自他共に認める桜狂い。

もともと桜が美しい墨田区、墨堤や錦糸公園の近くに生まれたこともありますし、今も目黒区で呑川暗渠の桜並木結界に囲まれて暮らしております。

桜狂いは、中小企業経営者で毎年修羅場に見舞われていたころに重症化いたします。

「ああ、どんな厳しい冬の後でも、桜は咲いてくれる。」
「うう、ありがたいことに、今年も春を迎えられた。」

そして、東日本大震災の５日前に、気仙沼で講演をするという運命に導かれて、何度も被災地を訪ねましたが、そこでも桜の花はほころんで、みんなを励ましてくれたのです。

そう、私にとって、桜は「再生」の象徴なのです。

そして、おかげさまで還暦まで生き永らえたことで、桜の見方も変わりました。

茨木のり子さんの詩「さくら」にあるように「あと、何回、この美しい桜を見られるだろうか」と思うようになったのです。

それは切ないことではありますが、良いこともあるのです。

２０代の頃より、眼の網膜にこそ霞がかかっても、心のレンズ解像度と、魂のセンサー画素数が上がっているので、いっそう桜が美しく見えるのです。

余命を示す人生の砂時計があるとしたら、桜の花は、砂が落ちていく節目に、一瞬だけ輝いて目に映る宝石なのです。

今年は、開花や満開の時期が後ろにずれこんで、当初楽しみにしていた遠征が空振りに終わったこともありましたが、それでも美しい桜と出逢うことができました。

その中から、私の心に特に響いた風景を振り返ってみます。

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01/04/2024

【目黒川。桜ほころぶ】

まだ枝先には
堅いつぼみが
多いのです。

それでも
一輪また一輪と
ほころんでいくのです。

#目黒川 #大崎
#桜並木 #水面クラブ

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