09/06/2017
【シハの丘の林層について】
シハの丘をトレッキングして頂いた皆さんには実感して頂いたかと思いますが、シハの丘は色々な種類の林を持ち合わせています。
シハの丘を歩く中で、一番感じて頂きたかったのはその多種な林層だったのです。ですので今日は林層の話。
シハの丘には大きく4つの林層があります。
①植林地(松が主植生)
②自然林(おそらく二次林。樫、楢が主植生)
③未植林地(皆伐、森林火災後未植林地)
④Madroñoの林(ツツジ科の木)
植林地については、以前お話した通り5種類の松が植えられています。この辺りの松で自然にはえてくるのはPino rudyという種類だけらしいです。
自然林は樫と楢が主体で、おそらく林齢は50~70年程度だと思います。かなり高木になっていますので、林内が見渡せて歩いていて気持ちのいい空間です。11~12月がどんぐりの時期ですので、その時期は驚くほどどんぐりが落ちています。
未植林地は、針広混交林の低木林です。まだ林齢が10年程度ですので、陽樹がまだ大半を占めています。
Madroñoの林は頂上直下に一部だけある林です。なぜここだけに?と思うのですが、おそらく気象・日照条件が揃っていたのだと思います。調べてみると、この木、メキシコ原産で南限がおそらくこの辺りなのだと思います。
たぶんこの木です。
https://es.wikipedia.org/wiki/Arbutus_xalapensis
こんな小さな丘なのですが、こんなにも多様な林層が楽しめるので、是非皆さんにも体感して頂きたかったのです。