
08/02/2025
マキャヴェッリの家
ニッコロ・マキャヴェッリは1469年にフィレンツエで生まれた外交官、そして「君主論」を執筆した作家として有名です。
1499年には共和国の使節となり、何度も重要な使節に登用されました。また信頼のおけない腐敗した傭兵隊を廃止して、自国の軍を持つ必要性も説きました。ある程度戦果はあげたものの、教皇ユリウス2世がメディチ家復活を目的として結集した「神聖同盟」の軍は強く、この軍がフィレフィレンツェに攻めてくると、マキャヴェッリの民兵軍隊はたちまち参敗し、彼は地位と職務を失ってしまいます。
その後メディチ家新政権の下でメディチ家の要人を殺害しようとした事件が起こり、それに加わった容疑で逮捕されて、やっと一か月後に釈放されています。
その後サン・カッシアーノの田舎で「君主論」を書き上げ、これをメディチ家のウルビーノ公ロレンツォに捧げます。ここには君主たるものがいかにして権力を維持して行くか、目的は手段を正当化する。どんな代償を払っても、どんな手段を用いても敵は倒さなければならない。と述べています。
フィレンツエからヴェッキオ橋を越えてピッティ宮殿に行く途中のグイッチャルディーニ通りの18番(Via Guicciardini 18)の建建に彼の名前の書いてある石碑が埋まっています。この石碑は彼が生まれてから500年たった1869年5月3日に作られてたものを新たに作り直したもので、、マキャヴェッリはこの家に住み1587年の6月22日にここで亡くなったと記されています。
ただ家自体は1944年にドイツ軍が引き上げて行く際にほとんど壊されてしまったので、家のあった場所を記したものとなります。
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