15/09/2024
ワイバードの山本です。
当時、毎年のように春秋2回は必ず訪れていたのが与那国島。そして現地で珍鳥出現情報を惜しげもなく教えて下さったのが、野鳥の会東京支部の宇山大樹さんと、野鳥写真家の真木広造さんだ。
とくに真木さんからはお酒の席でもさまざまなアドバイスを頂き、その中で最も大きな成果を出すことが出来たのは、阪急交通社時代に小笠原海運の当時の営業部長さんとの間で話がまとまり実現した、鳥島航路と硫黄島航路であろう。その後も東京~釧路航路(廃止後は大洗~苫小牧航路)などで集客実績を積み、ワイバード起業後の北方四島チャータークルーズに繋がった。実は北方四島に関しては阪急の頃から話は進んでいたのだが、会社が取引先でもある外務省の顔色を気にして実施の許可を貰えなかったのだ。
そして真木さんとはその後もお付き合いが続き、北方四島クルーズはもちろん、1か月に及ぶニュージーランドから東京までの海鳥観察航海にもオブザーバーとして乗って頂いた。他にもカムチャッカ半島から北海道へのチャーターを試みたが、船会社が倒産してしまったりと、海鳥観察についての試行錯誤は今でもいい思い出だ。