ある日の猟のワンシーン。
小さなイノシシの足跡を発見し、その先に本来ターゲットにしたい親がいるだろうと予想して追跡。間もなくして身を寄せ合って寝ている2頭の子どもを発見!
10mもない近距離にいるにも関わらず、全く動かないのではじめは死んでいるのかと思ったけど、近くに雪玉を投げると起き上がって走り去って行きました。おそらく親はすでに獲られたか、何らかの事情ではぐれてしまったようですが、とても疲れているように見えました。
イノシシが去って何もなかったかのような静寂に包まれながら、今年の大雪をあの小さな体で生き抜くのはどれほど大変だろうか、、としばし彼らのことを考えていました。
このワンシーンだけでもいろんな感情が湧き、また立場によっていろんなご意見もあることでしょう。
ただ、どこへも行けない彼ら(このイノシシだけでなく他の生き物も)の生き抜く強さ、時に試練を与えながら命を育み続ける地域の自然に畏敬の念を抱かずにはいられません。画面越しでない、昔話でもない、リアルな世界がここにも存在しています。
2月1日(土)-2日(日)は今年最初の「獣の解体と猟師と行く雪山トレッキング」を開催しました!
猟師になりたい方、料理人、マタギの研究をされている方など、熱意あるみなさんにお集まりいただき、全員がオプションの「皮なめし」も選択され、2日目の夕方までみっちりと学んでいただきました😃
その2日間の中から2日目の雪山トレッキングの様子をご紹介します。
みなさんにご希望いただき、今回は開催日前日に猟師が大きなオスのイノシシを仕留めた、生々しい痕跡が残る現場を見に行くコースにしました🐗 ※途中血痕が映ります。苦手な方は視聴をお控えください。
今年の冬は気温が高めだったため、重たい雪がたっぷり積もっていて歩くのもなかなか大変💦かんじきを装着して雪山へ繰り出すと、タイミングよくノウサギ、キツネ、テン、シカなど、たくさんの動物の足跡もあり、観察を楽しみながら進んでいきます。
しばらく進むと一面の雪景色の中、突如雪面を力強く切り裂き進むイノシシのラッセル跡に出会いました。そのラッセル跡に乗って歩けば、すでにイノシシの巨体で雪が圧雪されているため、雪に沈むことなく歩くことができました。
この時期オスは発情期真っ只中で、通常1日2km程度の移動距離が、メスを求めてその数倍を延々と歩き続けます。生まれたこの山々から逃げ出すことなく、身一つで厳しい自然環境を生き抜くたくましさが、このラッセル跡にも表れていて身震いが起きました。
実際にそんな痕跡も目の当たりにしながら雪山で過ごす時間は、きっと言葉にならないいろんな感情がみなさんの心に湧いたのではないかと思います
【かまくら整備の風景❄️】
おかげ様で今シーズンもたくさんの方にご利用いただき賑わっている『かまくら雪遊びパーク』。
本当によく雪が降る今シーズン🌨️年始に完成したかまくらたちもどんどん降り積もる雪を蓄えて、ぐんぐん大きく成長しています!
逆にその雪の重さにおされてかまくら内部はだんだん小さくなってしまうのです。なので、かまくら内を削り、ランチでご利用いただく際に窮屈にならないよう定期的に作業しています。
ご利用いただいた方はお分かりいただけるかと思いますが、実はかまくら内部の表面は凍っていて、削る作業はパワー、スタミナが必要になり、雪遊びパークを維持するための最も大変な作業かもしれません🤣
しかし、ここでの体験を楽しみにされている方のために妥協はできません💪 ぜひスタッフ手作りかまくらでの体験をお楽しみください😃
【チャナメツムタケを探そう!】
チャナメツムタケ🍄
とてもユニークな名前の晩秋に生える美味しいきのこがあります。
このきのこは落ち葉やわりと細い朽木に生えるきのこで、同化してしまい目が慣れないとなかなか見つけられない、発見難易度の高いきのこです😅
でも、目をこらして滑りと光沢のある傘を落ち葉の中から見つけ出した時はとても嬉しいものです!まさに宝探し感満載のきのこといえます。
ここからきのこ狩りツアー最終日まで、毎回探すきのこになりますので、参加者のみなさまはこの動画で予習をして、ぜひ当日はたくさん見つけられるように頑張ってください💪
【採れたてトウモロコシの美味しさ🌽】
ひじくらアッチの畑で採れる野菜たちの中で、子どもたちに最も人気なのがトウモロコシ!実は生食用ではない普通の品種ではありますが、採れたては生食がとっても美味しいんです😋ご参加されるみなさまのほとんどは生で食べたことがないということで、半信半疑の方もおられます。笑 しかし、ものは試しで食べていただくと、全ての方がそのみずみずしさと甘さに驚かれます😆何しろ新鮮すぎて、もぎった時には雫が滴り落ちるほどの水分量!お子さんたちのリアクションをご覧いただけたら、美味しさが伝わってきますね👍気がついたらあっという間に一本まるまる食べ切ってしまうお子さんもおられます🤣もちろん、宿に持ち帰って夜のバーベキューで焼いても食べますが、ぜひこのプランではもぎりたてをその場で食べる体験もしてみてください😃もちろん、モロコシだけではありませんが、アッチの野菜を食べて、安全で本当に美味しい野菜をお楽しみください♪
【ヌタ場で過ごすシカの親子🦌】
年々野生動物たちの数や人里への出没頻度が増えてきいてる昨今。それに伴い地域住民からシカやイノシシを駆除して欲しいという相談も年々増えています。
これはまた別のタイミングでお話ししたいと思いますが、これまで今の時期の捕獲はあまり乗り気になれず、捕獲実績・経験値は浅い部分がありますが、そうも言ってられない状況になってきているため、まずは彼らの今の時期の行動パターンを把握するためにセンサーカメラを数箇所設置し勉強しています。
いろいろといい映像が撮れているのでみなさんにもぜひご覧いただきたいと思い、これからちょこちょこアップしていきます。
最初は1つのヌタ場に仕掛けたカメラに映ったシカの親子です。
以下、ここに着目して観ると面白いポイントをまとめましたので、参考までにご覧ください😃
●ヌタ場はシカにとっても重要
→「ヌタ場」は山中に自然に水が溜まる場所で、イノシシがよく泥浴びにくる絵を思い浮かべる方も多いかもしれません。
もちろんそれもありますが、他にも多くの野生動物が水飲み場として利用しており、広大な野山の中で野生動物の出没頻度が高い場所といえます。
●4時間近く同所に滞在している
→かなり長時間同所で水を飲んだり草や木の葉を食べています。実は1日の行動範囲は2km程度と言われており、思いの外あまり移動せず暮らしているようです。
●背中の白い斑点は子鹿だけにあるものじゃない
→この白い斑点がある毛皮は夏毛で、落葉紅葉樹の葉が茂っている期間はオス、メス、成獣、幼獣全てに共通してあります。白い斑点がある鹿
【🦊夕暮れ時のアニマルウォッチング🐗】
日の出、日没前後は多くの生き物が活発に行動する時間帯。
今日は日没前後に何気なく山道を車で走っていたらたくさんの野生動物に出会えました😆
①🦡アナグマ
②🦊キツネ
③🐗イノシシ
アナグマは成獣と思われますが、キツネとイノシシは春に産まれたばかりの可愛いい子どもたちでした。この時期ならではの嬉しい出会いです☺️
ちなみに、イノシシは7匹横切ったように見えますが、実は動画を撮り始める前に5匹以上は先に横切っているので、少なくとも12匹はいた群れになります💦特に子どもがまだ小さい頃は、他の大人のメスとその子どもは共に行動し大所帯になることもあるそう。
イノシシはもともと一回に平均4、5匹出産する多産ですが、ハンター(捕獲者)の減少だけでなく温暖化などによって近年自然死する数が減っているようで、確かに狩猟期にもびっくりするほど群れの数が多いです。これはこれで問題ですが、この話はまた改めて。
早朝や夕暮れ時は野生動物が道路に飛び出しやすいので、みなさんもゆっくり安全運転で、野生動物との出会いをお楽しみください😃
【🐦⬛カラスに最も近づける時】
1年の中で、あの賢いカラスを至近距離で見られる限られたタイミングがあります。
この動画をご覧いただくとお分かりいただけるかと思いますが…それはトラクターに乗って(ここ重要☝️)田起こしや代掻き、畑起こしをしている時です。(私の生活の場合)
この距離感になったのはいつからだったかな🤔いつの間にか毎年のことになりました。彼らは人間がトラクター(乗り物)に乗っているとすぐには自分に危害を加えられないこと、機械で土を起こした後はエサとなるミミズなどを見つけやすいことをどこかのタイミングで学習したのですね。
ずっと後ろをついてこられるのはいい気分ではありませんが、彼らの学習能力の高さにはとても関心させられます。次はどんなことを学習してどんな進化を遂げるのだろう? その先にどんな未来が待っているのだろう? トラクターに乗りながらついそんなことを考えてしまいます🤣
カラスだけではありませんが、人間が自分たちの都合で自然環境を変えてしまおうとも、人の営みを巧みに利用しながら自分の身を自分で守り生き抜いている彼らはとても気高く感じられます。
【ネマガリタケとオオナルコユリ】
この時期の山菜狩りで大人気の「ネマガリタケ」と「オオナルコユリ」。
タイミングが合わずこの時期に参加できないけど、どんなのか気になる〜!という方のために(いないかもしれませんが、笑)、どんな場所に自生しているかを動画でご紹介します。
どちらも宝探し感がありますよね⁉︎ ぜひ美味しい宝探しに出かけてみませんか?😋
おたり自然学校の2つの拠点、キャンプ場 石坂森林探険村と古民家宿 ひじくらアッチを結ぶ絶景ロードが今年も雪が解けて開通㊗️
さっそく大好きないつもの景色に会いに行ってきました!
日本百名山4座が鎮座するダイナミックな山並みと、残雪と新緑のコントラストの美しさ、日本の原風景を思わせる集落群…どれも素晴らしすぎます🥹 ここからの景色を眺めていると、圧倒にな大自然を前に悩み事なんてどこか山の遠くへいってしまいます。笑
動画では伝わりきらないとは思いますが、みなさんにも少しこの地域の美しい景色をお裾分けさせていただきます😊 これはとある山村の風景。日本中に素晴らしい風景や暮らしがまだまだたくさん残っている。どの地域でもいい。少しでも多くこんな風景を、自然を残していきましょう💪
小谷村の美しい新緑はまだまだ見られます🌳ぜひみなさんのお越しをお待ちしております♪