28/08/2024
奥院において「世界最大超巨大ゴング、日本初公開」
8月26日月曜日、葛城市當麻寺奥院において、ゴング奏者の水谷祥氏が、世界最大の超巨大ゴングの奉納演奏を行いました。超巨大ゴングは、水谷氏が、スイスの世界的シンバルメーカーであるPAISTE社に依頼し完成した世界最大の超巨大ゴング(80インチサイズ、直径203㎝)で、船便にて数ケ月を要し、8月26日に當麻寺奥院に到着し、日本初上陸となりました。
奉納演奏は、奥院のご住職による読経に合わせて、水谷氏による日本初の演奏が始まりました。ゴングということで、ガンガンと打ち鳴らすのかと思っていましたが、そうではなく、ゴングを優しく撫でるかのような演奏で、段々とゴングの表面が波打つように見えて、スピリチュアルな感覚に引き込まれていきました。演奏と同時に、舞手・塚田見紀氏による舞の演奏も行われました。
ゴングは、当面の間、奥院 御影堂で公開されていますので、この機会に是非、ご覧になってみてください。
※水谷 翔 演奏歴
天河大弁財天社(奈良:岡野弘幹 音霊奉納)
栗林公園(香川:岡野弘幹 響命 宙への祈り Ⅱ)
伊勢神宮(三重:舞踊家 那須シズノ、Lumina他共演)
赤城神社(東京:神仏習合花まつり)
平城京跡(奈良:ゴング奉納演奏)
葛木倭文座天羽雷鳴神社(葛城市:舞手・塚田見紀氏の舞とゴングによる奉納演奏)
※ゴング(Gong・銅鑼)は、アジアに起源を持つ青銅、真鍮、鉄等を原材料として製造される金属製円盤の体鳴楽器です。世界で最も古い楽器の一つとされ、祝賀会や葬式、歌、演劇等、伝統行事と創造の場で使用されてきた歴史があり、響きに懐かしさ、快活さ、崇高さを覚える方が多いでしょう。近年、振動(周波数)の心と体に与える影響が科学的に解明が進んでおり、ゴングを活用した瞑想やヒーリング効果、クリエイティブ思考を高める作用に注目が集まっています。古代の情景、宇宙的スケールのイマジネーションを自然と想起する人も少なくありません。