11/03/2020
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ペルシアの詩人、ハーフェズの盗まれた詩集がサザビーズのオークションに
世界中にその名を知られた14世紀に神秘的な詩を謳ったペルシアの詩人、ハーフェズ、彼の死後、1426年に金箔で飾られた豪華な詩集が作られ、当時のペルシアを統治したトルコ系王朝の、イスラム美術に大変造詣が深かった王子Pir Budaqへささげられました。彼のサインが残っているこの詩集は、大変貴重な価値があります。何世紀ものあと、ドイツ人のイスラム美術収集者の手に渡りましたが、2007年彼が亡くなってから、他の数点のコレクションとともに行方が分からなくなっていました。警察は700万円ほどの懸賞金をかけ、また、イラン政府も詩集の捜索を続けていたところ、盗難美術品専門のディテクティヴが、盗品とは知らずに購入した古美術商を見つけ、2019年、無事、所有者の遺産相続人に戻されました。そして今年4月1日、サザビーズのオークションに出展されることになりました。落札価格は2000万円ほどになるのではないかとのことです。（＊写真はハーフェズの画像）
